癲癇の強直発作の症状緩和に用いられるカルバトール

癲癇は、狐憑きと呼ばれ子供の病と誤認識されていましたが、昭和48年に設立された日本てんかん協会により癲癇に対する正しい知識の流布や患者に対する社会的援護活動、調査研究やガイドラインの策定などが行われています。
現在では、人口の1%が発症する疾患であり、患者数も増加傾向にあり、3歳未満で発症する事が多く、この疾患の8割の患者が18歳未満で発症します。
癲癇は、大脳ニューロンで過剰な電気的な放出が発生し発作が引き起こされ、一般的に1分から長くても数分で発作症状が沈静化します。
癲癇には、疾病や外相により脳の機能などに問題がある事で発症する症候性と原因不明の特発性があります。
又、発作が、脳の一部で発生する部分癲癇と脳全体が発作を起こす全般癲癇があります。
全般発作に分類されている強直発作は、突然意識を失い強直したまま倒れ、倒れた後も四肢や頚部、体幹などの筋を突っ張った状態が数秒~数十秒間続きます。
一般的に全身性強直痙攣が発現すると、間代性痙攣発作症状が発現します。
間代性痙攣発作は、筋肉が緊張と弛緩を繰り返す為に手足や顎などが寒さに震える様な動きをします。
強直性痙攣発作や間代性痙攣発作の治療には、ナトリウムイオンチャンネルの透過性を抑制するフェニトインや細胞内へのナトリウムイオンの流入を抑制するカルバトールなどが用いられています。
カルバトールは、カルバマゼピンを主成分とする先発薬テグレトールのジェネリック医薬品であり、癲癇や躁状態、双極性障害などの治療に用いられています。
又、カルバトールは、頭痛や視覚障害、蕁麻疹発疹、眠気、呼吸困難などの副作用が発現しますが、基本的に副作用が少ないとされています。

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