症候性うつ病の治療などに用いられるカルバトール

カルバトールは、カルバマゼピンを主成分とするテグレトールのジェネリック医薬品であり、インドのトレントファーマが製造販売しています。
カルバトールの主成分であるカルバマゼピンは、神経細胞の電位依存性ナトリウムチャンネルの働きを抑制する事により、てんかんに伴う痙攣発作や強直間代発作などの症状緩和、 症候性うつ病や統合失調症の興奮状態の抑制、三叉神経痛の症状改善などの効能があります。
うつ病は、脳内の神経伝達物質である必須アミノ酸のトリプトファンから産生されるセロトニンとストレスホルモンの一つであるノルアドレナリンなどの脳内神経伝達物質の量が低下が原因で発症すると考えられています。
うつ病には、体質や遺伝など内部的な要因を発症の原因とする内因性性、ストレスなどの精神的な重圧を発症の原因とする心因性、病気など身体的なものを発症の原因とする身体因性があります。
身体因性は、脳にある病気を原因とする症候性うつ病と脳以外の身体にある病気を原因とする症状性うつ病に、病態のある位置により細分化されています。
症候性うつ病の原因となる基礎疾患には、甲状腺ホルモンの分泌量が不足する代謝内分泌疾患の一つである甲状腺機能低下症や下垂体腺腫が原因で発症する慢性の糖質コルチコイド過剰によるクッシング症候群、悪性腫瘍などがあります。
一般的に原因疾患により治療が異なりますが、基本的には脳腫瘍等の脳器質疾患や身体疾患の外科的治療や脳炎、膠原病など内科的治療など原因疾患の治療が症候性うつ病の治療にもなります。
精神症状が激しい場合には、患者の生活環境を整えて経過観察しながら、カルバトールやリタリンとイソミタールなどの向精神薬の服用を継続します。

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