てんかん・脳炎などの神経病とカルバトールの作用機序

神経には脳と脊髄からなる中枢神経と、全身に隈なく張り巡らされた末梢神経があります。
内臓や血管と同様に、神経が何らかの原因で損傷すると、体が機能不全を起こすことになります。
神経病のうち器質的な障害がないものは、一般に神経症または不安障害と呼ばれます。神経症は昔はノイローゼとも言われ、心理的な原因によって肉体的な不調を生じるのが特徴です。
また末梢神経の神経病には、手足のしびれや神経痛、反射の低下や筋力の衰えなどがあります。
中枢神経の神経病で代表的なものとしては、脳梗塞やアルツハイマー病、てんかんや脳炎などがあります。
脳梗塞は神経病というよりも、脳の血管が詰まることで発生する病気ですが、脳に重大な障害を与えるため、できるだけ速やかに神経内科や外科で治療する必要があります。
アルツハイマー病は認知症の7割を占めるとされ、まだはっきりした原因は分かっていません。完全に治療する方法もありませんが、進行を遅らせることは可能です。
脳炎は細菌やウイルスが脳や脊髄に感染して起こる病気です。病原体が判明すれば、適切な抗ウイルス薬や抗生物質で治療できます。
てんかんは脳の神経が異常に興奮することで発症します。脳炎や脳の外傷がきっかけで起こることもありますが、原因が分からない場合も多い病気です。
カルバトールは神経の興奮を静めることで、てんかんの症状を抑える効果があります。こうした作用があることから、カルバトールは躁うつ病の躁状態を抑えるためにも用いられます。
ただし即効性はないので、根気よく飲みつづけなければなりません。またカルバトールは成分が排泄されにくいため、特に飲みはじめの時期には少量を服用し、少しずつ増やしていく必要があります。

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